
店長古永からの一言アドバイス
葉が落ちるバロック、復活方法
ベンジャミンバロックの葉が落ちて、スカスカになってしまった…。
そんな時に疑いたい原因と、弱った株を植え替えで復活させた実例をお伝えします。
剪定や植え替えの時期も、詳しく解説していきます!
目次 (クリックでスクロール)
ベンジャミンバロックの育て方

人気の観葉植物ベンジャミンバロック。日光が大好きな植物なので、窓からの光が届く場所で育てるのが基本です。
育て方の目安を、先にまとめておきますね。
| 置き場所 | 窓からの光が届く明るい場所 |
| 水やり | 土の表面が乾いたらたっぷり ※乾かしすぎも落葉の原因に |
| 耐寒性 | 8℃以上 ※水を控えれば5℃くらいまで耐える |
| 剪定 | 5〜9月(できれば夏前) |
| 植え替え | 2年に1回が目安。5〜7月頃 |
この表をもとに、お客さまからよく聞かれるお悩みから順にお話ししていきます。お客さまからの質問で多いのが、「新芽が落ちる」です。
バロックの新芽が落ちる原因は?

バロックに限らず、どの植物も新芽は繊細。ちょっとしたことで新芽が落ちてしまいます。たとえばバロックで言えば、まず下記3つが原因として疑われます。
・水の与えなさ過ぎ
・湿度が足りてない
私の経験上、「根腐れを気にしすぎて乾燥させてしまう人」が多いように感じます。葉水(霧吹き)だけ頑張ってもダメ。土が乾いたままだと、新芽がポロンと落ちてしまいます。
あと、意外に多いのが「環境変化」による落葉。
購入したばかりの時には、ここも疑ってみてください。バロックが家庭環境に慣れてくれれば、新しく出る新芽は落ちにくくなったりします。
店長古永
置き場所を決めたら、あまり動かさないのがコツです。バロックは頻繁な移動が苦手なんです!
ほかのフィカスとの違いが気になる方は、こちら↓の記事もどうぞ。
葉が落ちスカスカに。対処方法は?

管理に気を付けてても、(ちょっと目を離したすきに)傷んでしまうことがあります。黄色くなった葉はいずれ落葉。このままでは、バロックがスカスカに。
まずは原因を探して、そこから手を打つのが復活への近道です。
・水が多い(根腐れ)
・水が少ない(乾燥による根痛み)
・(下葉が落ちる場合は)肥料不足
・根詰まり
・置き場所をよく動かしている
ご自身の株に当てはまるものを、次の表で探してみてください。
| 疑う原因 | こんな様子なら | 対処 |
|---|---|---|
| 日照不足 | 窓から離れた場所に置いている | 窓からの光が届く場所へ。レースカーテン越しでなくても大丈夫です |
| 水が多い(根腐れ) | 土がいつまでも湿っている | 土が乾くまで水を控える。受け皿や鉢カバーの水は捨てる |
| 水が少ない | 土が乾いたままの日が続いた | 鉢底から流れ出るまで、たっぷり与える |
| 肥料不足 | 下の葉から黄色くなって落ちる | 新芽が動いている時期に、薄めの肥料を与える |
| 根詰まり | 鉢底から根が出ている | 植え替える(時期はこのあと解説) |
| 置き場所の移動 | 買ってすぐ・移動した後に落ち始めた | 場所を決めて動かさず、慣れるのを待つ |
※この記事の表は、スマホでは横にスクロールできます。
いくつか重なっていることも多いので、上から順に見直してみてくださいね。
葉がベタベタする・枝に小さな粒が付いている時は、カイガラムシなどの害虫も疑ってください。ハダニやアブラムシも付くことがあります。日当たりと風通しのよい場所で育てると、虫も寄り付きにくくなります。
葉が落ちる時の植え替えについて

弱ってる植物の植え替えは、リスクを伴います。植え替えをしたことで、更に調子を崩すことも実際にはあります。ただ葉を落としている時点で、バロックは何かしら調子を崩してます。放っておいても見栄えが悪くなるだけです。
なので「思いきって植え替え」というのも、選択肢の一つと言えます。
弱った植物を植え替える際は、「鉢を大きくしない」のがポイントです。
植物が弱ってる時は、光合成できる量も少ないです。そんな時に鉢を大きくしてしまうと(土の量が増えて)、乾かなくなってしまいます。
植物は、土の「湿る」「乾燥」のリズムが早くなると元気になります。なので鉢を小さくし、新しい土に入れ替えることで植物の代謝をよくする作戦です。
写真の株は、土を半分ほどほぐして小さい鉢に植え替えました。根を触ったダメージで、葉は落ちてしまいました。そこで鉢ごと袋で包む「鉢密閉」で土が乾きすぎないようにして、復調を待ちました。
店長古永
植え替えは暖かい時期が基本です。この株はかなり弱っていたので、2月に暖かい室内で作業した例外なんです。
植え替えに使う土は、水はけのよいものを選んでください。
フィカスは冬に落葉することが多い

植え替えの際、「新しい土に入れ替える」時には根を触ります。根を触ると、高い可能性で葉は落ちます。
ただ(それとは別に)、フィカスは冬に葉を落とすことがよくあります。フィカスの葉は高温期に出ることが多いので、寒い冬がしんどいのです。負荷がかかると、ちょっとしたことでポロポロ落葉。坊主になってしまうこともよくあります。
でも、焦って捨てないでください。春になると新しい葉が出る可能性がありますので。
写真の株は、こんな経過をたどりました。
- 「2月5日、小さい鉢に植え替え」
土を半分ほどほぐし、新しい土へ - 「2週間後も、落葉は止まらない」
鉢密閉で乾かしすぎないようにして、我慢の時 - 「9月5日、葉がたくさん茂った姿に」
夏を越えて、元気を取り戻しました
植え替えから約7か月後。9月初旬の状態が下記です!

冬の管理のコツは、こちら↓の記事で詳しくお話ししています。
ベンジャミンバロックの剪定と植え替えはいつ?

剪定は5〜9月、植え替えは5〜7月頃が目安です。どちらも株に負担がかかる作業なので、暖かく生育が盛んな時期に行います。
それぞれのやり方を見ていきましょう。
剪定は5〜9月、節の上で切る

剪定の時期は5~9月です。10月以降に切っても構いませんが、低温期は芽吹きが悪くなります。できれば夏前に作業を終わらせましょう。
切る位置は、枝葉が出ている場所(節)のすぐ上です。普段からしっかり日光に当てて肥料もある程度与えている株なら、脇から芽が出て枝数も増えやすくなります。
バロックはゴムの木の仲間なので、切ると白い樹液が出てきます。肌の弱い方は手袋をして、作業後は手を洗ってくださいね。
切った枝で、挿し木はできますか?
A子さん
実はバロックは、挿し木が難しい品種です。生産農家さんでも、技術が高くないと増やせないと言われています。お家で試すなら、うまくいけばラッキーくらいの気持ちで挑戦してみてください。
増えなくても良いけど、何だかもったいない…。そんな方は、水挿しにしておくだけでも可愛いですよ♪トイレや玄関、デスクの上でもしばらく楽しめます。

植え替えは2年に1回、5〜7月が目安

ベンジャミンバロックの植え替えは、2年に1回を目安に5~7月頃に行います。鉢の大きさや育て方によって、頻度は前後します。
傷んだ根があれば切り取り、根を傷めない程度に古い土も落としておきます。元気な株は一回り大きい鉢、弱っている株は一回り小さい鉢が基本です。
| 株の状態 | 鉢の大きさ | ねらい |
|---|---|---|
| 元気な株 | 一回り大きい鉢 | 根が伸びる場所を増やして、大きく育てる |
| 弱っている株 | 一回り小さい鉢 | 土の量を減らし、湿る・乾くのリズムを早くする |
| 大きくしたくない株 | 同じ鉢 | 根を1/3ほど整理して植え直す。枝葉も同じくらい減らす |
根を整理した時は、葉の量も減らしてください。根が減った分だけ葉も減らさないと、吸う水が足りずに枯れこむことがあります。
植え替え直後の2~3週間は、半日陰の場所で養生させてあげてくださいね。
植え替えの手順は、こちら↓の記事でまとめています。
よくある質問
| Q&A |
|---|
一般的には8℃くらいまで耐えると言われてます。また一時的な温度ダウンであれば、5℃くらいまで下がっても大丈夫です。ただ長い期間「寒い状態」が続くと、土が乾かなくなり水のタイミングが難しくなります。そこそこ寒さに耐えますので、光が当たる場所で育ててください。 |
葉が全部落ちても、枯れたとは限りません。フィカスは冬や植え替えの後に、坊主になるほど葉を落とすことがよくあります。枝がしなやかで折れにくいうちは、春に新しい葉が出る可能性があります。捨てずに明るい場所に置き、土が乾いてから水やりを続けてください。 |
冬は生育がゆっくりになるので、土の乾き方を確かめてから与えます。ただし水を控えすぎると、それも落葉の原因になります。土の表面が乾いたら、暖かい日の午前中にたっぷり与えるのが基本です。 |
カイガラムシなどの害虫が付いている可能性があります。枝や節に小さな粒が付いていないか、葉の裏とあわせて確かめてください。見つけた時は、柔らかい布や歯ブラシでこすり落とすのが手軽です。日当たりと風通しのよい場所で育てると、虫も寄り付きにくくなります。 |
ベンジャミンバロック、育て方のまとめ

まとめです。
植物が健康状態のときの植え替えは、一回り大きい鉢。逆に弱っている時には、一回り小さい鉢をご検討ください。(最低気温が15℃以上ある環境で植え替え)
植え替え直後、2~3週間は半日陰の場所で養生。新芽が動き出したら日当たりに移動し、薄めの肥料も与えていきます。ベンジャミンを含めたフィカス類は、しっかり日光に当てると樹勢が強まります。多くの芽吹きも期待できます。
- 「弱っている時は、小さい鉢に植え替え」
- 「落ち着いたら、陽のよく当たる場所へ」
- 「水と肥料を、しっかりと」
「復活」を目指すターンの時には、「植物が好む場所」で育ててくださいね!
いかがでしたでしょうか。
「葉が落ちる」と聞くと、難しい・・・と思われるかもしれません。でも慣れてしまえば、全然そんなことはありません。クルクル葉っぱの個性は唯一無二で、おすすめしたい植物の一つです。
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ベンジャミンバロックの耐寒性は?

