クリスマスツリーとポインセチアを楽しむ子供の写真
ポインセチアの育て方を解説

古永店長からのワンポイントアドバイス
ポインセチア、諦めないで!

店長古永

ポインセチアとは、育て方のコツさえ押さえれば「めちゃ簡単」で「めちゃ楽しい」植物です。
ベテラン園芸店員の僕も数年前までは難しいと思っていましたが、実際は違いました。
この記事では、私が実際に感じた経験をもとに、よくある悩みの対処法をお伝えします。

ポインセチアが枯れる原因。葉が落ちるのはなぜ?

ポインセチアの葉の傷みと、黄葉
ポインセチアは葉先が傷んだり、黄色の葉がでる

『ポインセチアの葉が落ちてしまった…!』

落葉の原因をネットで調べてみると、「ダメ」だらけじゃないですか?

  • 乾燥ダメ。水多すぎても根腐れするからダメ
  • 日光不足はダメ。窓際も冷えるからダメ

みたいな記事が。あれも駄目、これも駄目。検索結果が矛盾しているように感じてしまうと思います。

結果、結局どうすればいいの?と悩んでしまい、対処が難しいように感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

ポインセチアの葉が落ちる要因
ポインセの葉が落ちる原因

クリスマスイメージが強すぎるポインセチア

クリスマスシーズンの花屋の陳列
クリスマスシーズンに販売最盛期を迎えるポインセチア

ハッキリと言います。

ポインセチアを枯らしてしまう最大の要因とは、クリスマスシーズンに売ることだと私は思っています。
水やりや日当たりなど原因は色々ありますが、ここが最も大きいと感じます。

なので、次のような農林水産省の見解も誤解があるように感じます。

ポインセチアのように、日持ちのしない時期にもかかわらずニーズのあるものがある。そのような商品については、日持ちしないことを説明し、理解を得た上で販売すべき。


農林水産省:花き産業振興方針検討会(平成22年3月)

これだけはお伝えさせてください…。

ポインセチアは「日持ちします」
育てやすさも抜群です

クリスマスに固執するから、失敗したりややこしくなったりするのです。

ポインセチアを枯らさない、最大のコツ

中辰さんのポインセチア
ポインセチア

「枯らす・枯らさない」の最大のコツは、
優良農家が生産した鉢植えを、11月中に買ってしまうこと

葉が落ちる原因、最も重要なのは環境変化」と「水管理だと私は考えます。

まずは環境変化。
ズバリ!12月になってからポインセチアを買うのは危険です。

この頃、生産現場では暖房がガンガンに炊かれてます。対し家庭では、仕事に行ってる時には暖房を消しますよね(寒くなると思います)。

こういった環境変化が落葉の原因に。
なのでなるべく早く、できれば11月中旬頃から家庭環境に慣らしとおくことが大きなポイントです。

中辰園芸のポインセチアイタリアンレッド
優良農家:中辰さんのポインセチア・イタリアンレッド

また、優良農家は「土」にこだわります。
(逆を言えば、土がいいから優良農家と呼ばれます)

では、土が良いとはどうなのか?
簡単に言えば、消費者でも水やりしやすいのです。

「ポインセチアの水やりのコツ」みたいな裏技動画がYouTubeにアップされてますが、良い農家の株を購入すれば、普通の水管理でも大丈夫・・・というのが私の経験談です。

【予約商品】
ポインセチア・イタリアンレッド

花が終わったらどうする?

ポインセチアの花と苞葉の説明
ポインセチアの花と苞葉(ほうよう)

ポインセチアの花は、中央部分の黄色いところ。
花が終わると勝手に散ります。ひとまず、そのまま。春まで待ってください。

(花の寿命は短いですが、赤い苞葉は色褪せることなく、春まで楽しめます)

ポインセチアの花と苞(ほう)のイラスト

ポインセチアの剪定の仕方

ポインセチアの剪定前、剪定後
ポインセチアは枯れかかっていても、剪定で復活できます

葉がチリチリになっても、落葉しまくり茎だけになっても「枯れた」と諦めないでください!

幹を触ってみて硬ければ、剪定で復活する可能性は十分あります。
剪定の適期は春、4~5月頃。この時期に思い切って切り戻し剪定をすることをお勧めします!

ポインセチアの剪定位置
剪定作業の注意点(白い樹液に注意)


切り戻し剪定をすることで

  • 大きさのコントロール
  • 間延びしたり、みすぼらしくなった株を再生(茂らせる)

効果があります。
剪定しないとどうなる・・・というわけではありませんが、翌年も美しい姿を維持したいなら思い切って剪定してください!

剪定前と、剪定後の比較写真
冬に傷んだ株を4月に剪定→10月には復活
冬越し失敗
ポインセチア
剪定位置(上写真)
冬越し成功
ポインセチア
剪定位置(下写真)
地際から2~3節残すような位置でカット
(仮に茎に葉が1枚もついてなかったっとしても大丈夫)
元気な葉(硬い葉)を2~3枚残してカット
スタンダード仕立ての剪定
ダメージ少ない時は、スタンド仕立てを保持するような剪定

必要であれば、夏前(6月~7月頃)にもう一度剪定します。この時の剪定は「間引き剪定」といって、混みあってる枝を根元から除去します。

枝数が多すぎると、株の内部が蒸れたり、赤い苞葉が小さくなってしまいます。
(枝数調整することで、赤い苞を大きくできます)

※ポインセチアを挿し木で増やすことができます。興味があれば、剪定枝を利用して挑戦してみてください。(枝を切ると白い樹液がでます。肌が弱い人はかぶれますので、手袋をして作業してください)

【スタッフ愛用】
花はさみ|カバー付き

屋外での育て方

カーポート下からポインセチアの屋外管理スタート
屋外で育てる時は、まずは日陰(半日陰)から

剪定が終われば、外に出して育てましょう!
室内でも大丈夫ですが、屋外の方が緑の葉がたくさん出て、茎も太くなり「木」へと変化していきます!

  • いつから外?→夜温15℃を超えだす5月中旬頃
  • 植え替え時期→外に出すタイミングと同じで!

※植え替えしなくとも大丈夫ですが、鉢を一回り~二回り大きくした方が成長速度が早まります。

<外で育てる際の注意点>
室内から屋外に出す際は、「日陰」からスタート。1週間後には、半日陰に移動。葉焼け防止のため、徐々に光に慣らしていきます。慣らしてしまえば、夏の直射日光でも平気です!

8月、遮光無し(玄関前)で育てるポインセチア
8月、遮光無し(玄関前)で育てるポインセチア

<夏の過ごし方>
暑さで枯れてしまう植物も多いですが、ユーフォルビア属の植物は暑さに滅法強い印象があります。
但し水やりが追い付かず、葉がしおれたり、落葉する場合は、夏だけは半日陰に移動した方が管理がしやすいかもしれません。

また、葉の色が薄いなら肥料不足の可能性あり。12月頃までしっかり肥料を与えてくださいね。葉色が濃くなりますよ!

【植替えにおすすめ】
ルーツポーチ|軽くてお洒落

毎年咲きます!ポインセチアを赤くする

9月のポインセチア
9月のポインセチア

9月頃になると、赤く色づいた天芽がでてきます!

<ポインセチアが赤く色づいていくには?>
先端に赤い苞葉がでてきたら、冬化粧が始まるサイン。ただ「緑の葉が、赤色に変化」するわけではありません。これから新たに、天芽から赤い苞葉が8枚くらい出てきてます。そして、花も付いてきます。

ポインセチアの苞葉のイラスト
ポインセチアの赤い苞葉

少しでも早く、赤い苞葉を出したいなら。
短日処理(=すごく簡単に言えば、暗い期間を13時間以上作る作業)が必要です。

短日処理の作業説明
短日処理の説明

夕方に段ボールを被せて、朝になったら取って。これを2か月ほど繰り返しす・・・

男性がパソコンで調べて面倒に感じている写真

私がポインセチアを敬遠してきた理由は、短日処理も理由のひとつ。
(園芸店員の僕が言うのもなんですが)面倒くさくないですか?難しく感じませんか?
面倒なので、自然の力に委ねましょー!

<自然の力でポインセチアを赤くするポイント>

  1. 9月からは、街灯が当たりにくい(夜暗くなる)場所で育てましょう
  2. 夜温15℃をきり出すまでは、屋外で。
  3. 室内に入れたら(ひとまず)人が常駐しない窓際に
室内でのポインセチアの置き場所
室内でのポインセチアの置き場所

<ポインセチアの室内置き場所>
廊下の窓辺、使ってない部屋の窓辺などがいいと思います。ポイントは日中は陽があたり、夜になると暗くなる場所

※ポインセチアは寒さに弱いイメージがありますが、実際は5℃くらいまで耐えます。
あっちやったり、こっちやったりせずに「ココ」と決めたほうがいいです。
但し、ある程度の温度があった方が苞葉の展開はスムーズです

ポインセチアの色変化(次第に赤い苞葉が目立つように)
ポインセチアの色変化(次第に赤い苞葉が目立つように)

我が家のポインセチアは、ずっと廊下(無加温の窓辺)に置いてました。花が咲いたのは2月か3月頃。

クリスマスシーズンは、シクラメンとか花がたくさんある時期。ポインセチアが無くても寂しくない。

むしろ正月明け~春までの園芸店に行かない時期に、楽しませてくれました。赤い苞葉が増えていくのが楽しみでした♪

3年目のポインセチア(幹が木に)
3年目のポインセチア(幹が木に)

我が家のポインセチア、これで3年目のシーズンを迎えます。
毎年リセットできるのが、ポインのいいところ
今年は短日処理でもしてみようかな~♪

何年も付き合えるポインセチアだからこそ、優良農家の株を!

当店のポインセチア、自信あります

【予約商品】
ポインセチア・イタリアンレッド


店長古永

この記事を書いた人
古永 崇 | e-花屋さん店長

園芸店に勤めて20年。e-花屋さんの立上げて15年となります。
消費者視点を忘れずに、疑問に思うことなどを掘り下げ研究中です!「初心者を中級者に引き上げる」のがe-花屋さんのミッションです!
会社概要

Q&A
A

10月下旬~11月中旬まで。おおよそ20日間くらいだけ販売してます。
ページ内に「再入荷メール」ボタンがございます。入荷があればご連絡が届きますので,ご活用頂ければ幸いです。

≫ 中辰さんのポインセチア

A

1年草ではないので、丁寧に育てれば5年、10年と長期に楽しむこともできます。

A

耐寒性の都合から地植えはできません。鉢植えで育ててください。室外に置ける期間は5月~11月頃までです。

A

・水不足(葉が丸まる)
・「生産場所」と「育てる場所」との環境落差(下葉が黄色に)
・暖房の熱風(赤い葉の縁が黒ずむ)

低温や日光不足、根腐れも落葉の要因となります。

≫ 葉が落ちたポインセチアを復活させるには?

A

ポインセチアの切り戻しする理由には大きく2点あります。
1つ目が、大きさをコントロールするため。
2つ目が、間延びして姿が乱れた株や、冬に傷んだ葉を整理して、作り直すため。
切り戻しを行わない場合、枝がそのまま大きくなり、どんどん間延びした状態になってしまいます。また、切り戻しをすると、風通しがよくなり、枝が分岐してボリュームのある株になる効果もあります。切り戻しを行う時期は、4月から5月頃がオススメです。

A

ポインセチアは赤い葉が「花」と勘違いされることもありますが、あれは「苞」です。ポインセチアの花は、赤い苞の中心部にあります。
花が終われば、自然と花が落ちます。管理方法を特段変える必要はありません。それよりも4月~5月に、傷んだ葉を切り戻して、株を作り直しましょう。

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