数あるエアープランツの中でも特に「美しい」とされ、人気が高いハリシ―。
農家さんに「今年もこのハリシ―を！」と頼んだら、こんなビックリハリシ―を送ってくれました。

えっ？これがハリシ―？
こんなに大きく、力強いハリシ―は見たことない。

でかっ（笑）！
これが届いた時の第一印象。ビックリしました（笑）。

あっ、誤解がないように書いておきますね！ハリシ―と言う品種はエアープランツの中でも「大きくなりにくい品種」なんです。
なので同じ価格でエアープランツを仕入れると、ハリシ―だけは一回り小さくなります。僕の中でハリシ―は「小さくても高い、高級品種」のイメージでした。

唯一無二。こんなの作れるのは、彼しかいない。

このビックリハリシ―を送ってくれたのは、杉山さん。
「NHK趣味の園芸」の執筆や、「マツコの知らない世界」などにも出演経験をもつ植物名人。

名人、ありがとね！

杉山さんに聞いてみると、今回送ってくれた株は「昨年の持越し株」だそうです。
冒頭で「部屋に飾られたハリシーの写真」を掲載しましたが、あの株を「もう1年長く育てた株」とのこと。 （←と言っても、普通はこんなに大きくできません。名人だからこそ）

ち・な・み・に・・・、ここだけの話（小声）。
杉山さん、1年前と同じ価格で送ってくれたんです。「ちょっとしかないから、同じ価格でいいですよ！」と。
普通、植物の価格を決める時には「生産に要した時間や、大きさ」が加味されます。
なので「1年前の株と同価格」ということは、普通はまずない。

儲けよう！と一瞬思いましたが（笑）、「数量限定・同価格で」販売させて頂きますね！

名人のハリシ―は、ここが違う！

ハリシ―は普通、株全体の葉が白っぽいです。（銀葉種）
しかしながら名人の株は良くみると、下の方の葉は「白」というより緑が強い。

この姿は名人の「コンセプト」を意味します。

横から見ると、解りやすいかも。
名人は何時も「初心者でも失敗しない、丈夫でタフな植物を作りたい」と言います。

日本に出回っている殆どのエアープランツは、輸入されてまもなく店頭に並びます。
検疫の都合、大事な根をバチッと切られ、日本の環境に慣れないままに売られていく訳です。

名人はそれが嫌で、日本の気候で「新しい葉と、根を出させてから」出荷します。時間は相当かかりますが、根や葉がでるのは日本の気候に順応した証なのです。

しかも「最高の環境」ではなく、一般家庭を想定した厳しい環境で生産します。元気の基となる肥料を、しっかり与えながら。
しっかり施肥された株は、下の葉に青苔が付きます。そしてそこから新しい、銀葉がでます。日本の環境に順応した新葉が。

名人のハリシーには、株からストーリーを感じます。

部屋でも良し、ベランダでも良し。

育てる場所･･･、どこでもOKです！
インテリア植物と考えるなら、リビングでも玄関でも。本当に丈夫なので、お気軽に！

ただ「植物としてしっかり育てたい」と思えば、ベランダがお勧め。

普通、ハリシーの花ってなかなか咲かすことができないものです。
でも名人が育てた株なら、1年以内の開花も十分に期待できます。

環境などにもよりますので必ず咲くとは言えませんが、花芽を発見した時には感動しますよ！

最後に。
より大きく育っていくと、下の写真のように↓

好きな人なら頷いてくれる思うのですが、「キセログラフィカ」みたいじゃないですか！
ハリシ―なのにキセロみたい（笑）（笑）

花が咲いたり、子株がでたり、大きく育ったり。
しっかりとした植物と出会えば、育つと感動が待ってます。

感動体験、名人のティランジア