古永店長からのワンポイントアドバイス
観葉植物、なるべく大きくしたくない

店長古永

観葉植物、大きくしないためには3つのコツがあります!
・鉢の大きさを制限する
・水や肥料を控えめにする
・剪定しながら育てる
こちらの記事では「鉢の大きさ制限」について説明します!

「吊り鉢」こそ、既存の鉢に植えなおしたい

リプサリス4号サイズの吊り鉢

「吊り鉢」の植え替えは、けっこう悩む。鉢を大きくすると、重くなる。サイズやデザインの選択肢も少ない。
可能であれば「今の鉢」に、そのまま植えなおしたい・・・

そんなお題にピッタリなリプサリスを発見したのでやってみます!
(4号鉢で)2年経ったリプサリス。
最初の頃より伸びたけど、元気がない。ホッタラカシにされてたので、元気がない。葉は細く、しおれ気味。色も悪い・・

今回は、この子を既存の鉢に植え替えて復活させてみよー!という実験です。

植え替え前:葉が細く、萎んだ状態。色もよくない

根っこの状態チェック

4号鉢にしては、ボリューム満点だったリプサリス。根詰まりしっちゃたのかなーと思ったら、まだ詰まってはない。すこし余裕がありました。
根がパンパンだったら、鉢を大きくすることも考えたのですが、これくらいであれば既存の鉢でもいけるかなーと。

小さい鉢に植えなおすなら、プレミアム用土

プレミアム用土と、湖の恵。今回はプレミアム用土を使用

土は「プレミアム用土」を使うことにしました。
古い土の処分に悩んでおられる人はいるはず。元の土に「湖の恵」を混ぜ、再利用しようかな・・・とも考えました。

でもやっぱり「プレミアム用土」にすることに。鉢の大きさに余裕がない場合は、プレミアム用土が使いやすいんです。コロコロ、サラサラしてるので、細かな隙間にも土を詰めやすいんです。

植え替えのコツ

土はどこまで落とす?

土を揉みほぐし、古い土を丁寧に落とします。
「古い土は、どこまで落とすの?」とよく聞かれますが、ケースバイケース。今回は土をリフレッシュさせたいので、なるべく落とします。
ただ、無理はしません。今回は上根が既存の土をしっかりつかんでいて、根も良い状態でした。3/4くらい古い土を落としたので、今回はこれで良しとします。

根をさわれば、葉を減らす

「土を落とす(根をさわる)植え替え」をした後は、剪定することおすすめします。

根と、身体(葉)はリンクしてます。土をほぐすと多少なりとも根が切れてるはず。なので、葉の量を減らしてあげます。見た目がよくない葉、間引いてもビジュアルに問題が出そうにない葉など、チョキチョキ切ってあげてください。

植え替えると、株が若返る

植え替えから40日経過した姿

写真は植え替えから40日経過した姿。カスカスだった葉がプリッと膨らみ、力強い新芽が何本も伸びてます。植え替えしてない株と比較しても、明らかに「植え替えの成果」が出てるのがわかります。株に勢いが付きました!

植え替え後にメネデール。植え替えから3週間後には、液体肥料を開始。土が新しくなったお陰で、保水性・保肥性がUP!これからの成長が楽しみです。

いかがでしたでしょうか?
手を加えた株が元気になってくれる、ここも園芸の楽しさの大きな要因だと思います。愛でる気持ちが膨らみます。

今後もこういった事例をお伝えします!
育てる楽しみ、皆様のヒントになれば幸いです。


ではまた!
e-花屋さん フルエでした!

店長古永

この記事を書いた人
古永 崇 | e-花屋さん店長

園芸店に勤めて20年。e-花屋さんの立上げて15年となります。
消費者視点を忘れずに、疑問に思うことなどを掘り下げ研究中です!「初心者を中級者に引き上げる」のがe-花屋さんのミッションです!
会社概要

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SDGsなオーガニック肥料:湖の恵