「のぞみを叶える樹」をコンパクトにさりげなく

あまり知られてませんが、めったに花が咲かない観葉植物にだって「花言葉」は存在します。
こちらはゴムノキの仲間で「ベンガレンシス」という品種。ヒンドゥー教の神話に、「のぞみを叶える樹」として登場することから、「長寿」という花言葉が付けられました。

でもブッチャケ、植物は大きすぎると邪魔なんですよね。花屋の僕のが言うのも何ですが。家庭に飾るなら「ほどほどサイズ」が扱いやすい。 家具もあるし、掃除の時にはちょっと動かしたい。

けれど小さいからと言って「貧そなゴムの木」は嫌。だから、
"コンパクトだけど、カッコイイやつ"をずっと探していたんです。

まず、最初にお伝えしておきます。こちら、限定品となります。
何故なら「コンパクトなベンガレンシス」を作ってる人は日本で数人しかいないからです。

今回紹介する農家は「世界のＪ」。あえて本名は書きません、本人がそう呼んでくれと言ってるからです。ふざけてるでしょ（笑）

でも彼は真剣なんです。初めて会った時、彼の顔は泥だらけでした。
何故なら彼はベンガレンシスの幹を太くするために、一定期間の間「畑に植えなおしている」んです。そして寒くなったら掘り上げて鉢に戻す・・・。
これ、かなり、かなり、かなりの重労働。昭和の時代はこんなことをしてる農家もいましたが、今は殆どいません。職人は高齢化、若者は効率化。別にこんな重労働をしなくともベンガレンシスは売れていきます。
けれど畑でないと、幹は太くならない。太さの違いは数センチ、僅かな違い。けれど彼にとっては大きな違い。

「大変じゃない？」彼に聞くと、「大変だけど色々試してみたいんです。世界を見てるんで」とのこと。 僕はすっかり、Ｊのファンになりました。

剪定も同サイズのゴムの木より、たくさんしてます。e－花屋さんでは「大きさ」ではなく「農家が費やした時間」に敬意を払って、農家の希望価格で取引をさせて頂いてます。 今後も作り続けてもらうために。

コンパクトなのに、沢山の葉が付いたベンガレンシスは滅多にない。
それは世界のＪが手間暇かけて、枝数を増やした成果。

わずかな違いと感じるかもしれない。
けど植物は「何年も付き合うもの」。だからちょっとくらい高くても、ストーリーを秘めた植物を育てたい。家族として迎え入れたい。

※同梱不可商品ですが、下記なら同梱できます。