展示会で出会いトキメイた、癒し系もしゃもしゃ

なるほど。これなら、育ててみたい！
日本で3年も時間をかけて生産された、国産ポリシャス

「ポリシャス」という植物一覧はご存知でしょうか。

ポリシャスは葉のカタチ、色が美しい植物。ただ流通量は少なく、見たことが無い人も多いかもしれません。

なので花市場でたまにポリシャスが出てくると、花屋のバイヤー達は「おっ！」と注目します。ただ僕は今まで一度も手を出したことはありませんでした。我慢してました。
何故ならポリシャスの殆どは輸入物。そして「弱い」イメージがあったからです。

そんななか、植物の展示会で出会ったのがこの子。
今まで見てきたポリシャスと全然違う。まるで「森」のように、葉がワサワサついてる。

「えっ、何ですかこれ？」

思わず農家さんに尋ねました。こんな植物一覧、滅多に見ない。
聞くところによると、これは「ポリシャス・スノープリンセス」という品種。輸入ではなく、日本で挿し木をしてここまで育てている。だから従来のポリシャスより滅法強いと。

そしてこのワサワサっとした株は、展示会限定で出品した「3年もの」だそうです。
この株、本来は販売用でななく「親木（＝殖やす為に（挿し穂を取る為に）大きく作られた株）」なんですって。

展示会の運営者から「面白いものを出してくれ」と言われたから持ってきたけど、本当なら3年もかけているので売りたくないと農家さんは仰ってました。

そんな話を聴くと、やっぱり「育ててみたい！！」と思っちゃいます（笑）

もう少し、このスノープリンセスという品種について書き加えますね。
スノープリンセスはポリシャスの中でも小型で、美しい斑入りの葉が魅力的な品種。でも一番の長所はやはり「国産」ということだと思います。 だから一般のポリシャスよりも耐寒・耐暑性に優れている。

また成長は遅く、3年かけてこの姿ですから、ちょっとテンション上がりますよね！

明るい場所を好みますが、多少であれば陰にも耐えます。

また密集した株から、枝を拝借。透かすように剪定して、それを花瓶に挿しておけば根っこが生えてきます。 そうやって「切り枝」として楽しんだり、「挿し木」できることも、この子の魅力。

3年も時間をかけて生産した割には、良心的なお値段。
この機会に「ポリシャス」をちょっと触ってみませんか！